数か月前、母のプリウスにヘッドライトの黄ばみ取りと保護剤の塗布を行いました。
ただこの車は、炎天下+海沿い+青空駐車という、
ヘッドライトにとってはなかなか過酷な環境。
その影響もあり、数か月で再び黄ばみが出始めてしまいました。
手元にヘッドライト専用クリヤーが少し残っていたこともあり、
今回は記事用も兼ねて、専用クリヤー塗装を行うことにしました。
保護剤施工から数か月後のプリウスの姿

すぐに黄ばみ&曇りが再発

頑張って磨いたのに(;´Д`)


やはり保護剤だけでは長期間の保護は難しいようです。
特に今回のような保管環境では、定期的な再施工が必須となります。
なにも対策をしない状態で青空駐車が続くと、
たとえ黄ばみが消えても、数か月で劣化が進行してしまうことがはっきりと確認できました。
中古のヘッドライトを購入&状態確認
当初はそのまま磨いてクリヤー塗装をしようと考えていましたが、
時間に余裕がなく、しかもライト表面にはクラックが多数。
以前から何度か磨きを重ねていた影響もあり、
今回は「ゆっくり作業したい。」「丁寧に作業したい。」という判断から、
中古のヘッドライトを購入することにしました。
これで時間に追われず、落ち着いて施工できる環境が整いました。
もとのヘッドライトは破棄せずに保管し、
今後「深いクラックがどこまで消えるのか?」といった実験用素材として活用する予定です。

片側だけの写真ですが、両方買いました。

恐らく何度か磨きを行っている感じ。


中古ヘッドライトを磨き&専用クリヤーを吹き付け
まずはいつも通り、粗目のペーパーからスタート。
劣化した表面層を削りながら、徐々に番手を上げて細かく仕上げていきます。








液体コンパウンドを使用してポリッシング
続いてポリッシングへ。
今回は、以前の作業とは異なり、あえて細かい傷を完全には消さずに残した状態でクリヤーを塗装しました。
どの程度の傷までならクリヤーで埋まるのか、
再施工する立場としての“知識補強”も兼ねての検証です。




ヘッドライト専用クリヤーを塗装
専用クリヤーの主剤と硬化剤を混ぜて、一発勝負で吹き付け開始。




ブツ取り → 車両へ取り付け → 光軸調整
塗装面が乾燥したら、塗装時に混入したゴミやホコリ(ブツ)をペーパーで除去。
その後、母のプリウスに取り付けました。





クリアー塗装を行ったヘッドライトへ交換

ヘッドライトの光軸調整
ヘッドライト交換後は、光軸の調整が必須。
古い機材ではありますが、今も現役のテスターでしっかり調整しました。


最新のテスターが欲しいところです・・。
ビフォーアフター & まとめ


施工前と比べて、ヘッドライトの透明感・ツヤ・存在感がはっきりとアップ。
取り付けてみると、フロント全体の印象がグッと引き締まり、
“古さ”よりも“清潔感のあるクルマ”に見えるようになりました。
今回のように、海沿い+青空駐車という環境でも、
専用クリヤーを使えばある程度、透明度を保つことが可能です。
とはいえ、完璧に仕上げられるわけではありません。
劣化の程度や保管環境によって、仕上がりにも差が出てきます。
可能なら、日陰に駐車したり、直射日光を避けるよう工夫するだけでも、
ヘッドライトの持ちはだいぶ変わります。
以上、プリウスのヘッドライトリペア記録でした。